神戸在住の管理人は海外旅行に旅立つときにいつも関西国際空港を利用しています。
これまで数十回はこのルートを利用しました。
ここから得た経験を生かして、この記事では神戸から関空へのお勧めのアクセス方法をご紹介します。
神戸から関空への行き方は全部で4種類!
神戸から関空への一般的なアクセス方法として4つの方法の所要時間と片道料金をまとめました。
交通機関 | 所要時間*1 | 片道料金*1 |
電車 (関空アクセスきっぷ阪神版) |
110分*2 | 1130円*3 |
空港リムジンバス | 65分*4 | 1540円*5 |
高速船 (ベイシャトル) |
80分*6 | 1850円*7 |
空港送迎専用タクシー |
90~120分*8 | 2500円*9 |
*1:所要時間と料金は三宮⇒関空の第一ターミナルまで
*2:三宮~大阪難波が約50分、乗り換え時間を10分として、なんば~関西空港が約50分。ちなみにラピートは要特急料金で全席指定なのでこの切符では乗れません。
*3:通常運賃は阪神電車410円、南海電車920円なので200円お得。
*4:六甲アイランド経由便の場合75分
*5:往復料金3080円÷2。日帰りの場合は往復2100円
*6:三宮⇒(ポートライナー)⇒神戸空港が約20分、神戸空港⇒(連絡バス)⇒乗り場が約3分、乗り場⇒(米シャトル)⇒降り場が約30分、降り場⇒関空第1ターミナルまで約10分。合計で63分ですが、乗り場で17分待つと考えて合計約80分。
*7:ポートライナーセット券の料金。つまり三宮⇒(ポートライナー)⇒神戸空港⇒(ベイシャトル)⇒関空の料金です。車で神戸空港まで行く場合には往復3000円÷2=1500円です(旅行期間中駐車料金無料)。
*8:神戸市長田区以西の場合。
*9:神戸市長田区以西と西区の場合。
では、それぞれの交通機関について一つずつ見ていきましょう。
一番安いのは電車だけど大変なのでおすすめしません
表のとおり、一番安いのは電車です。
阪神電車と南海電鉄が関西アクセスきっぷ阪神版というお得な切符を出しているのでこれを利用すれば片道1130円です。
具体的な旅程としては、三宮から阪神電車で大阪難波駅まで行き(約50分)、なんば駅から南海電鉄で関西空港駅まで行きます(約50分)。
電車を使った他のルートとしては、三ノ宮からJRで大阪まで行き、環状線乗り場から関空行きの電車に乗る方法もありますが、所要時間はほぼ同じで片道1710円かかるのでちょっと割高ですね。
ですが、管理人はこの方法を決しておすすめしません!
やめましょう。きっと後悔します。
管理人も若気の至りで電車を使って苦労した苦い経験があるので、この時の経験を基に電車を使った場合の苦労を時系列でご紹介します。
- 駅までの道のりをスーツケースを引いて歩いて体力を消耗(普段気にならない小さな段差を恨むでしょう)
- 自動改札を通るときに不格好になる(管理人はPitapaの入った財布を左手でピッとしながら右手でスーツケースを後ろ手で引っ張ります)
- ホームまで降りるのにエレベータ待ちしなければならないので管理人のようにイラチな方はややイライラ
- 電車に乗り込むと座席がいっぱいなのでドア前の隅にスーツケースを押し付けて三ノ宮まで乗車中立ちっぱなしに(ちなみにもし通勤時間帯とかぶった場合には、窮屈さと他の乗客からの白い目にじっと耐えなければなりません。不幸にも隅のスペースを取れずに下手にドア近く陣取ってしまった場合には電車が止まるたびにスーツケースを持って降りたり乗ったりしなければならないので最悪です。)
- 三ノ宮駅に着いたらエスカレータorエレベータを駆使して、阪神電車サービスセンター(阪神の西口改札付近)にたどり着いて関空アクセス切符をゲット。ここでもし行列ができていたらイラチの方はここでもきっとイライラします。
- 再度エスカレータorエレベータを駆使して何とか阪神のホームまでたどり着く。
- 電車に乗って大阪難波駅まで50分の電車移動。通勤時間帯でない限り阪神は比較的空いていますが、もし混んでいて座れなかった場合にはスーツケースが転がっていかないか気を遣いながら気も体も休まらない50分を車内で過ごします。
- 難関の乗り換え。阪神の大阪難波駅に着いたらエスカレータorエレベータで改札階に上り、また変な恰好をしながら改札を通過。大阪の人ごみにうんざりしながら、案内坂を頼りにキョロキョロしながら南海のなんば駅まで移動。迷わなければ10分くらいで乗り換えできますが余裕はみておきましょう。ちなみにさらに気を挫くことに南海のなんば駅の乗り場は3Fです。管理人の場合は2回エスカレータに乗りました。
- 違う電車に乗ってしまうんじゃないかとソワソワしながら電車に乗り込みます。この電車では座れることが多いようです。
- ようやく関西空港駅に到着。関西空港駅のホームから関空の第一ターミナルの2Fにすぐ行けるのでここは問題なし。
と、いうことで、精神的にも体力的にも出国前から疲弊すること間違いなしです。あと410円出せば後述の通りオススメのリムジンバスに乗れますので、電車はやめておきましょう。
電車のメリット:
- 値段が安い
- 基本定時運行(事故や天変地異で遅れることも)
電車のデメリット:
- スーツケースを持っての移動が大変!(階段使用不可、駅中、乗り換え時の人ごみ)
- 電車内でのスーツケースの扱いが大変!(股に挟むor壁に押し付け)
- 三宮駅で関空アクセスきっぷ阪神版を購入するのが面倒!(阪神サービスセンターで対面販売)
- 乗り換え時の時間を気にして精神がすり減る!
なんだかんだでリムジンバスが一番おすすめ
電車に次いで安いのがリムジンバスです。
三宮から関空へは阪神バス、関西空港交通、大阪空港交通の3つのバス会社がリムジンバスを共同運航しています。どれも値段、所要時間、乗り場とも変わりませんので、我々が気にする必要はないです。
管理人はこのリムジンバスが一番オススメです。関空から出国する際にはいつもお世話になっています。
三宮から関空までの移動の流れはこんな感じです。
- 自宅から三宮までたどり着く。ここまでは電車移動の場合と同じです。
- 三宮駅でエレベータorエスカレータを駆使してバス乗り場までたどり着く。
- バス乗り場からちょっと離れたところにある券売機でチケットを購入(この券売機が分かりにくくくて(管理人だけ?)、以前間違えて子供用の切符を購入したり領収書を発行し忘れたりしたことも)。
- バス乗り場の行列に並ぶ(連休前など長い行列ができていて来たバスに乗れないこともあるので、1、2本余裕を持ちましょう)。
- 荷物を係の人に預けて引き換え証をもらいます。
- 運転手さんに切符を渡して乗り込みます。
- バスで関空まで移動。所要時間は直行便で65分、六甲アイランド経由便は75分です。
- 関空第一ターミナルの4Fに到着します。出発ロビーなのでそのままチェックインできます。
ということで、電車のようにホームまでの移動や乗り換えの手間がないですし、特に周囲に気を遣うこともありません。
朝が早くて眠い場合などもバスの中で1時間くらい仮眠できます。
実はこの記事でご紹介している4つの方法のうち最も最短の時間で行けるのもバスです。
ということで、管理人は三宮から関空への移動にはリムジンバスをお勧めします。
リムジンバスのメリット:
- 荷物を預けてバスに乗り込めばひと眠りするうちに関空に到着
- 電車のようにスーツをもって乗り換えたりホームに移動したりといった手間なし
- 値段も電車+410円でリーズナブル
リムジンバスのデメリット
- タクシーに比べると三宮のバス乗り場まで行く手間はかかる
- バス乗り場には椅子がないのでバスが来るまでたちっぱなし(バスは大体10~20分間隔なのでさほどの負担はないですが)
- バス降り場で荷物の引き換えでちょっと順番待ちあり
- 連休前などバス乗り場が混んでいることも(1~2本余裕を持ちましょう)
束の間の船旅を楽しみたい方はベイシャトルもあり
おすすめのリムジンバスに比べて時間も料金もややかかってしまいますが、関空までの船旅を楽しみたいという方はベイシャトルをご利用されるのもいいかもしれません。
ベイシャトルは神戸空港から関空を結ぶ高速船で、乗船時間は約30分です。
三宮からポートライナーに乗って神戸空港まで行き、徒歩(約5分)or連絡バス(約3分、一時間に2~3本)で船乗り場まで行きます。束の間の船旅を楽しんで到着したらまた連絡バスにのり第一ターミナル4F(出国ロビー)に到着します。
乗船までの移動の手間、関空に着いてからのバスの乗り降りなどやや面倒ですが、船旅を楽しみたい方はよいかも知れません。
ちなみに、ベイシャトルに乗れば旅行期間中は駐車料金無料のサービスがありますので、自宅から車で神戸空港まで移動し、ベイシャトル乗り場脇の専用駐車場に車を停めて乗船する、という方法もあります。
車を利用できる方にとっては自宅から乗船場まで直接乗り付けられるので楽ちん度が大幅アップです。
ベイシャトルのメリット:
- 束の間の大阪湾クルーズが楽しめる
- 車が利用可能な場合、自宅から乗船所まで乗り付けられる(駐車料無料)
ベイシャトルのデメリット:
- ポートライナーと連絡バス×2の乗り換えが面倒!
- 空港⇒乗船所の連絡バス、ベイシャトルの待ち時間発生
一番楽なのはMKスカイゲイトシャトルだけどちょっと高い&時間かかる
一番楽なのはやはりドアツードアで空港に移動できるタクシー(MKスカイゲイトシャトル)です。
MKスカイゲイトシャトルは空港送迎専用の乗り合いタクシーで、西の方から乗客を順番にピックアップしながら空港に向かいます。
自宅前まで迎えに来てくれ、後は空港に到着するまで乗っているだけでよいのですが、特に西側に住んでいる方(神戸の西区や垂水区、須磨区など)はかなり早い時間に迎えに来ます。
タクシーの中で仮眠できるとはいえ朝早い航空便の方はより早く起床が必要ですし、乗り合い客の家をあちこち経由しながら行くので空港まで2時間くらい乗りっぱなしというケースもあるようです。
街中の流しのタクシーみたいに4~5人乗りのタクシーでなく、大型のバンタイプのタクシーですからそれほど乗り心地もよくはありません。
ビジネスの方は会社から最も安い公共交通機関と定められているケースもあり、会社に説明が通りにくいかも知れません。
MKスカイゲイトシャトルのメリット:
- ドアツードアなので楽チン。寝ていれば着く。
MKスカイゲイトシャトルのデメリット:
- ちょっと高い(ビジネスの方は会社に説明つきにくいかも)
- あちこち経由するので乗車時間が長い
車で直接関空に行くのもタダじゃすみません
この記事では詳しく取り上げませんでしたが、車で直接関空に乗り入れる、という選択肢もあります。
この場合、タダというわけにはいかず、紀伊半島と関空を結ぶ空港連絡橋(スカイゲートブリッジ)を通過するのに往復で1020円(泉佐野市の税金100円含む)かかります。
さらにもし駐車する場合には、初日2570円+追加1日あたり1540円かかります。
もし、寝坊した!もう車で行くしかねぇ!とかいう状況に追い込まれることもあるかもしれませんので、ご参考に覚えておかれるとよいかもしれません。