ドルチェ・ヘイズ・マンション(Dolce Hayes Mansion)は米国カリフォルニア州サンノゼにあるリゾートホテルです。
このページでは、管理人が宿泊した経験からドルチェ・ヘイズ・マンションの魅力をご紹介します。
真っ白な壁に赤い瓦屋根の地中海風建築様式の建物と、青々としたヤシの木と芝生でリゾート感満載のホテルでした。
概要
サンノゼはAdobeをはじめハイテク企業の集まるシリコンバレーの街の一つです。
中心部は栄えていてお店やビルが乱立していますが、少し中心部から離れると開けた住宅地になっています。
その中にポツンとあるのがこのドルチェ・ヘイズ・マンションです。
リゾート&スパホテルを謳っているだけあって、敷地は広くプールもあり、余裕を持った建物配置になっています。
下の写真の北側のロータリー部分がエントランスです。
ご覧の通りエントランス周りは一面芝生です。管理人の訪れた2月の冬の時期でも芝生が青々としていました。ホテルの手入れが良いのでしょう。
ホテルの向かいには、エデンベール公園があります。テニスコートが3面ある以外は何にもない公園ですが、都会のサンノゼの中に滞在してのんびり散歩するにはうってつけです。
外観・ガーデン
ホテルの外観です。メインエントランスを横から見たような恰好です。
ホテルの建物は白壁に赤屋根でヨーロッパの街並みを思い起こさせるようなつくりです。実際にメディタレニアン・リバイバル・スタイルと呼ばれる地中海沿岸の建物をイメージした建築と言われています。
林立するヤシの木と青々とした芝生がリゾート感を醸し出していますね。
メインエントランス前の芝生の脇には丸テーブルとチェアーセットがあって外でランチを取ることもできます。管理人が滞在したのが寒い冬の時期だったのが悔やまれます。
ホテルの入り口です。管理人は非常口?と思って最初は入るのをためらいましたが、実はこれがメインの入り口です。この扉を開けるとメインロビーです。
ホテルにある屋外プールです。さすがに冬だったので誰も泳いでいる人はいませんでしたが、こちらも綺麗に清掃されていました。夏に来られた方は是非楽しんでみられるとよいでしょう。
レストランはこのプールに面していて、管理人は友人とぼんやりプールを眺めながらランチを取ったのでした。
昼には常夏かと勘違いしそうな雰囲気のパラソルテーブルでしたが、夜になると冬らしい寒々しい景色に変わります。
メインエントランスと主塔も夜になるとまた雰囲気が変わります。白い壁が陰影を際立たさせていて荘厳な雰囲気も感じます。
部屋にLet’s Go!
外観をお楽しみ頂いたところで次はお部屋までの経路をご紹介します。
ホテルの入り口の扉を開けるとそこはロビーです。こぢんまりとしたロビーですが、シックな色調の絨毯が敷かれ、年季の入ったグランドピアノが飾ってあったりと落ち着いた雰囲気です。
管理人の泊った部屋は2Fだったので、エレベータを使います。
エレベータの中のボタン類はレトロなデザインです。
エレベータを降りると廊下です。ホテルの中のほとんどの廊下はこのように絨毯が敷き詰められていて落ち着いた雰囲気を演出しています。このおかげで部屋にいても廊下の足音が気にならないので快適に過ごせます。
今回泊ったお部屋とアメニティ
今回ドルチェ・ヘイズ・マンションに宿泊したときに管理人が利用させてもらったお部屋をご紹介します。
まずはベッドです。キングサイズの巨大なベッドが部屋の真ん中に置かれています。
キングサイズのベッドがどーんと置かれた部屋を見るといつもアメリカに来たなーと実感します。スプリング式のベッドなので寝心地はそこそこです。
部屋の隅っこオフィスデスクです。電話も置かれています。
その横にはこれまた年季の入ったタンス。そしてその上には壁掛けテレビがあります。
個人的には首が疲れるのでテレビはもう少し下に置いてほしいんですけどね。
壁に掛けられたかわいらしい絵です。
よく見るとドルチェ・ヘイズ・マンションの絵でした。
画家の方に書いてもらったものでしょうか。
オフィスデスクにはホテルのインストラクションが置かれていました。
この中でヘイズ・マンションの歴史についても触れられています。
インストラクションを読むと、サンノゼの名家ヘイズさんの大豪邸が1880年代に焼失、1900年代に建築家George Page氏が新しく建てたのが今のヘイズ・マンションだそうです。
カリフォルニア州では一時期、ヨーロッパの地中海周辺地域の建築スタイルを取り入れた建物が流行ったそうですが、このヘイズ・マンションもこの代表例とのこと。
1950年代にヘイズ家がこの家を売却、しばらく荒廃していたらしいですが、1990年代にサンノゼ市が購入、リノベーションして現在の姿になったとのことです。随分歴史のある建物なのですね。
年季の入った調度品がたくさん置かれているのも理解できます。
さて、部屋の窓の景色です。カリフォルニアらしい真っ青な空と緑の対比が美しいです。
旅の疲れを癒すのはお風呂です。何の変哲もないユニットバス風のお風呂ですね。大柄なアメリカ人には少し小さいかもしれません。
お風呂の壁についているのは、温度調整用のダイヤルです。
レトロですがシンプルで一目瞭然なデザインが気に入ったのでパシャリ。
便器です。ウォシュレットに慣れた日本人にはちょっと物足りないかもしれません。
なぜかすぐ脇には電話機。
忙しい米国のビジネスマンは用を足している時間も無駄にしない、ということでしょうか。
洗面所です。
アメニティとして、もちろんドライヤーも備え付けられています。使ってみると風が弱い割りにやたら熱い。髪が痛みそうです。やっぱり日本の家電メーカーの実力はすごいとこういうときに実感します。
部屋の片隅にはアメニティとしてミニ冷蔵庫とコーヒーセットがあります。
日本にはあまりないタイプのコーヒーメーカーですが、脇に置かれた丸いパッドタイプのコーヒーパックをセットして使います。
宿泊費
管理人が泊った時には、キングサイズの部屋に1人で泊って約20000円/日でした。
アクセス方法
サンノゼ郊外にありますので、アクセスはとても良いとは言えません。
レンタカーのない方は電車かバスを利用するかタクシーを呼び寄せるしかありません。
最寄りの電車の駅(Blossom Hill)まで徒歩で35分なので街に出るのにも一苦労です。最寄りのバス停(Monterey & Branham)まで徒歩12分ですが、30~40分に1本なので利便性はあまりよくありません。
ちなみに、管理人は必要に迫られて歩きました。最寄り駅まで。遠かった!Blossom Hill駅はTVAライトレールという路面電車なので、駅も屋根があるだけの簡易的なものです。写真がこちら。
Blossom駅は線路と道路が完全に区切られていますが、サンノゼ市内では道路と一体化した路面電車になります。TVAライトレールの車両がこちら。
SANTA TERESAと表示がありますが、これはサンノゼ市内から南に向かう便です。
ちなみにさすがシリコンバレーを代表する街を走る電車なだけに、社内では無料でWifiが使えます。
ということで、電車やバスの移動には期待せず、ホテルでのんびりするとよいでしょう。街をエンジョイしたい方にはサンノゼ市内のホテルのご利用をお勧めします。
ちなみにタクシーを利用した場合、ヘイズ・マンション・ホテルから空港(ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港)までは約20分、サンノゼ市内へは約15分かかります。
以上、サンノゼ郊外のリゾートホテル、ドルチェ・ヘイズ・マンションのご紹介でした。